陣痛タクシーが使えない地域で出産時のタクシー利用について考える

2017年10月18日2018年2月4日妊娠・出産

陣痛が始まって出産のために病院へ行く際、自家用車がなかったり、運転できる人がいなかったりする場合、病院までの交通手段を考えなければなりません。

通常のタクシーの場合、なかなかつかまらなかったり、迎車に来てもらっても出産のためだと告げると嫌な反応をされたりとお客様であるはずなのに肩身は狭いです。

陣痛タクシーというものがあると聞いて、コレだ！　と思って調べた結果、うちの地域ではサービス対象外でした。

今回は、出産時にタクシーで通院する場合についてのわが家の考えをお話しします。

陣痛タクシー

陣痛タクシーは、陣痛が始まって病院へ向かう際の交通手段として安心して利用できるサービスです。

一般のタクシー会社のうち、陣痛時の病院への搬送に利用できるタクシー会社がサービスを提供していることがほとんどです。

ですから、自宅周辺にタクシー会社が多くあったとしても、そのすべてが陣痛タクシーとして利用できるとは限りません。

陣痛タクシーが利用できない地域だった

調べてみると同じ市区内でサービスを行っているタクシー会社がありました。しかし問い合わせてみると、自宅のある地域はサービス対象外の地域でした。

そんなときに準備したこと

一般のタクシー会社に連絡

まずは利用可能な自宅周辺のタクシー会社に対して電話で確認してみました。

問い合わせ内容は、陣痛時に病院への搬送のために呼出してもよいかということです。

快く承諾してくれる場合が多いですが、その時の空車状況によっては案内できない場合があることを念押しされました。

自宅の住所を登録

タクシー会社によっては、過去に利用した際の住所を管理するシステムが導入されている場合があります。

かかってきた電話番号から氏名、住所などの情報が電話口のオペレーターに表示されるというシステムです。事前に個人情報が登録されていれば、陣痛などで一刻も早く来てほしいときに、住所を細かく説明する手間が省けます。

はじめて利用するタクシー会社の場合には、まずそのようなシステムが導入されているかどうかを確認して、導入されているようなら事前に登録してもらうというのも作戦の一つです。

タクシーに乗る際に陣痛と申告する？

タクシー会社としては陣痛時に利用することを承諾してくれても、運転手さんによっては出産のための通院で妊婦を乗せることを快く思わない人もいます。

すぐ生まれないにしても、タクシーの中で出産になったりする可能性があるからです。また、破水などした場合には、車内も汚れてしまう可能性もあるからです。自分の運転する車が人の生死に関わるのをなるべく避けたいと思う運転手は少なからずいるはずです。

正直に出産のための通院だと伝える

もう、見た感じの辛そうな様子や、深夜での利用だった場合には、伝えなくても悟られてしまう場合があります。

思い切って正直に伝えるとすっきりします。運転手さんが理解してくれたなら、シートにタオルなどを敷いて万一に備えるという作戦もいいと思います。

知らん顔して乗っていく

通常であれば、タクシーの利用者がどんな用途で利用しようが、それを伝えなければならないという義務はありません。

知らん顔して乗っていくというのが可能であればそれもいいかもしれません。陣痛初期であれば、痛みの間隔も空きますし、普通に歩いたりすることも可能ですから、特に申告しなくても大丈夫な場合が多いと思います。

ただ、体調が本当に優れないようなら我慢せず、事情を話して横になるなどした方がいいと思います。

問題は自分で乗り降りできるかどうか

陣痛の痛みで、自分ひとりでは移動したり、車の乗り降りができないようであれば一般のタクシーの利用はおすすめできません。

タクシーは救急車ではありません。心配して気を遣ってくれる運転手さんもいるかもしれませんが、何かあった場合に責任が取れないので関わりたくないと思う運転手さんもいると思います。

断られたらやめとく

事情を話して乗車を断られたなら、おとなしくやめておいた方が無難です。あとからトラブルにならないためです。

別のタクシー会社を呼び出すか、最終的には救急車にお願いするしかありません。

さいごに

今回は出産時の通院でのタクシー利用に関して考えていることを書きました。

少し深刻な内容になってしまいましたが、病院までの移動手段が少ない方にとってはタクシーの利用については事前に考えておいた方がいいと思います。

無事によいタイミングで陣痛がきてくれることを願うばかりです。